大前研一さんが、高齢者の活性化が日本経済にとって重要という話をされているのを聞きました。その中で、人生20の趣味を持つことを言われていたと記憶しています。自分も好きなことが多く、数えてみると20くらいありそうでした。
最近は、仕事における雑談の重要さが言われています。縁あって仕事を一緒にする機会のある方々と、趣味の雑談でも盛り上がり、楽しい時間を共有できたらと思い、NAOSH好きなことを、そこはかとなく書きつくろう思います。
指揮者について
ピアニストを取り上げたら、次は指揮者を取り上げなければなりませんね。
同じ曲でも、指揮者が変わると、演奏が全く変わってしまうのが、クラシック音楽の大きな楽しみの一つです。大好きな指揮者は誰?と聞かれると、往年の大指揮者になってしまいますが、フルトヴェングラー、クナッパーツブッシュ、朝比奈隆3名と答えたくなります。
フルトヴェングラーを知ったのは、浪人時代に無性に第九を聞きたくなったけれど、お金もないからレコード屋で一番安かったカセットテープを買ったのが、バイロイトの第九でした。言わずと知れた記念碑的な歴史的名盤です。それまでフルトヴェングラーの名前も知らなかったので、本当に偶然の出会いでした。演奏の出だしで、モノラル録音で音が悪いのに気が付いて、安物買いの銭失いかと後悔したのですが、聞いていくうちに演奏に引き込まれている自分がいました。大学合格して記念に買ったレコードは、ベルリンフィル100周年記念LPシリーズでしたが、その目的はフルトヴェングラーを聞きたかったから。古い録音で音質は悪い盤ばかりですが演奏は最高で、今でも、史上最高の指揮者だと思ってます。
クナッパーツブッシュを最初に知ったのが、中古レコードを見ていた時に、こちらも偶然手にした、ワーグナーのパルシファルのバイロイト1962年盤レコードでした。この演奏は、パルシファルの決定版ともいえる、記念碑的な演奏です。クナッパーツブッシュのことも知らずに、先入観なしに聞いた初めてのワーグナーでした。夜中に聞き始めて、感動の海に浸りながら、何枚もLPを交換しながら聞き終わったら、気が付いたら外は明るくなってました。以降、ワグネリアンへ。(ダービー馬ではありませんよ)。これ以降、クナッパーツブッシュのブルックナーの交響曲にも、はまっていくという道を歩むことになります。
朝比奈隆の最初の経験は、新日フィルを振った、ブルックナーの交響曲5番を生で聞いたことでした。いまだに、あの演奏を超える感動を覚えたコンサートはないかもしれません。演奏終わってオケが引き上げても拍手が鳴り止まず、朝比奈隆が一人で何度も何度も出てきて会場全体が一体化したのが今でも思い出されます。その時の演奏は映像に記録されていて、BluRayを購入しているのですが、おいそれと聞けないですね。朝比奈隆は、ベートーヴェン、ブラームス、そしてブルックナーいずれも素晴らしく、聞く機会は一番多いかもしれません。
感動する演奏を楽しめる他の指揮者は、リヒター、クライバー、ベーム、バーンスタイン、カラヤンなど、とても多いのですが、延々と書き続けそうですので、また別の機会に。
ピアニストについて
角野隼人(かてぃん)コンサートに行ってきました。東大工学部卒業で、ピアノ抜群に上手くてプロ活動をして、しかも格好いい。天は三物を与え給う。演奏は、ラヴェルのピアノ協奏曲で、濁りのない音を出すピアノでした。オケの管楽器が強すぎて、ピアノが負けていたのが残念かな。(弦楽器も管楽器に負けていたので、ピアノの問題ではない)
ピアニストといえば、グールドのバッハと、バックハウスのベートーヴェンは、自分の中ではバイブルで、何だかんだ言って、戻ってきたくなる原点です。もちろん、グールドの現代ものや、バックハウスのブラームスも素晴らしいです。
タッチの魅力といえば、リパッティとカーゾンでしょうか。両者とも、偶然FMで聞いて、その音色に思わず聞き入ってしまい、それからCDを多く買うようになりました。その最初の出会いとなった曲は、リパッティは、バッハの”主よ、人の望みの喜びよ”のピアノ編曲、カーゾンはモーツァルトのピアノ協奏曲27番でした。
学生の頃、バイトで稼いだお金を、ポリーニ、アシュケナージ、アンドラーシュ・シフなど、生で聞くために使っていたなぁ。
陶磁器について
山口県といえば萩焼。小さいころから、窯元に行く機会があったり、家にも萩焼が多くあったりで、小さいころから陶器には親しみがありました。
今でも、「萩の七化け」と呼ばれる茶渋による変化を楽しみながら、萩焼の湯呑でお茶を飲んでいます。
大学の時にロンドンに行って、日本では売ってない型番のウェッジウッドを実家に送ってからは、西洋食器にも興味が出てきました。母親も西洋食器にハマって、ヘレンド、マイセン、コペンハーゲンなどが実家に並んでました。
ヘレンドはお気に入りで自宅にもあるのですが、食洗器で高級食器は欠けるのが怖くて、気軽に使えないのが貧乏性の悩みです。
大学・大学院の専攻は、無機材料(セラミックス)でした。それは萩焼から始まる陶器への親近感からの自然の流れだったのかもしれません。
釣りについて
山に囲まれた山口市で育ったせいか、小学校の頃は川にハヤ、フナなどを釣って遊んでました。親の実家が山陰だったので、盆正月には防波堤で、カサゴなど釣ってました。
山口を離れてからは、しばらく釣りをしませんでしたが、子供が小さいころに防波堤で釣りをして、釣った魚をさばいて食べたり親子で楽しんでました。
釣りのスタイルにもいろいろありますが、一番好きなのは浮き釣りです。ルアーのようにアクションをする釣りより、考え事をしながら、ぼーっと浮きを見ているマッタリ感がたまりませんね。
万年筆について
ペンは剣よりも強し(The pen is mightier than the sword)というわけではないですが、万年筆好きです。万年筆に凝ると、次にインクにはまり、そして紙に拘り、底なし沼に落ちていきます。「字が下手なのに万年筆が泣いている」とは家族の弁ですが、太字の万年筆を使って、ぬらぬらインクでアイデアを無地の紙に書いていると、頭の中が整理されていきます。
労働衛生コンサルタント受験勉強においては、、Pelikan M800を使って、「頭の整理ノート」を作成しました。万年筆は長時間書いても疲れなく、それが合格に寄与したと思いますし、そのノートは宝物になっています。
最近、特に使う頻度の高い万年筆は、Pelikan 400nn, Pelikan M400, Lamy2000です。インクはPelikan EdelsteinのTanzanite、Black Onixとナガサワ文具センターの「京町レジェンドブルー」です。いろいろな色インクを試しましたが、結局黒~青インクに収束しました。ノートは、いろいろ使ってみましたが、STALOGYの365 Days Notebookがマイベストノートです。(なかなか売ってないのが悩み)
映画について
最近映画を見に行くことはほとんどなくなりましたが、久しぶりに「国宝」を観に行きました。たまには映画館に行くのはいいですね。
どういう映画が好きかと言われると、どうしても昔の映画を挙げてしまいます。小津安二郎、デヴィッドリーン、タルコフスキー、キューブリック、チャップリンなどが頭に浮かんできます。
小津映画は、学生のころから好きで、名画座に行って観ていたものです。「東京物語」、「秋刀魚の味」、「麦秋」、「秋日和」、「生まれてはみたけれど」、など、特に大好きなのですが、歳を取ってから見ると、本当に心に染み込んできますね。
あと、忘れてならないのは、山中貞夫作品で、「丹下左膳余話百万両の壺」は、ヒューマンでユーモアもあって、自分の大好きな映画5本から外すわけにはいきません。また観たくなりました。
温泉について
昔は、白濁した硫黄泉がいいと思ってましたが、最近は、穏やかな温泉が好きになりました。酸、アルカリが強いのは、GHS皮膚腐食性区分1ではないか、と考えてしまうからでしょうか。
今でこそ、山登りが好きなのですが、そのルーツは温泉かもしれません。今や、登山の方が温泉より上位になってしまいましたが、以前は、秘境の温泉に行きたくて、山が後からついてくる感じだったでしょうか。白馬槍温泉(白馬)、法華院温泉(九重)、三斗小屋温泉(那須)、姥湯温泉(吾妻)、酸ヶ湯温泉(八甲田)など、登山とセットで宿泊した温泉は、今でも印象に残っています。頭の中には、将来行きたいプランが詰まっているのですが、高天原温泉(北アルプス)、赤湯温泉(苗場)、阿曽原温泉(黒部)が目標です。
鉄道について
鉄ちゃんというほど、鉄道が好きなわけではないですが、鉄道旅行は楽しいですね。”鉄”にも撮り鉄、模型鉄など多くの種族がいますが、乗り鉄が近いでしょうか。車窓に移る風景を見ながら、その土地を思うのは楽しいものがあります。特に、ローカル線は風情があっていいですね。生まれ育った山口は、市街地を電車が通っておらず、単線を気動車を走るというローカル色満載なのも、ローカル線が好きになった原因かもしれません。好きな車両は、EF66とキハ58でしょうか。昭和感いっぱいですね。
お茶について
コーヒー党か紅茶党か聞かれたら、間髪入れずに紅茶党と答えます。昔はコーヒーも飲んでいましたが、今は、ほとんどお茶ばかり飲んでいます。ただしフレーバーティーはほとんど飲まずに、ノンフレーバード茶が守備範囲です。お茶と言っても、日本茶、ウーロン茶、紅茶などあります。どれも好きなのですが、特に飲む機会が多いのが、紅茶のダージリンです。ダージリンは、ファーストフラッシュ(春摘み)、セカンドフラッシュ(夏摘み)、オータムナル(秋摘み)とありますが、飲むのはファーストフラッシュが7割、セカンドフラッシュが3割くらいでしょうか。キャスルトン農園、タルボ農園、サングマ農園など、80以上の農園があって、それぞれの個性を楽しむのも、ダージリンの醍醐味です。朝は、アッサム系ミルクティーを飲むのが好きです。ウーロン茶も、台湾高山茶や武夷岩茶など、発酵度に応じた多種なお茶を楽しむのもいいですね。もちろん、緑茶も好きで、最近は知覧茶など九州の緑茶を飲む機会が増えています。お茶好きな方は、ぜひお声掛けください。
とはいえ、登山に持って行くのはなぜかコーヒーです。山頂で飲むコーヒーはうまいんだよなぁ。
紙飛行機について
小学校低学年のころ、叔父さんに紙飛行機の本を頂いたのをきっかけに、二宮康明さんの紙飛行機集を買って、飛行機を作って飛ばすのが趣味になりました。その過程で、飛行機の原理などを知り、翼の形状と揚力など、どうしたら性能が良くなるのかなど、興味を持つようになりました。高校、大学、社会人となって紙飛行機を作ることはなくなっていましたが、子供ができて、紙飛行機を作って一緒に飛ばすようになりました。二宮康明さんの機体も集めるようになり、結局、二宮康明さんの出版飛行機は、ほとんど入手したかもしれません。二宮康明さんは、2023年に亡くなられて、一緒に紙飛行機の話をする機会を持てなかったのが残念でした。非常に多くの二宮式飛行機で好きなのは、サンフランシスコ紙飛行機大会で優勝したN-078と、その進化系とも言える、Racer539 Hawkです。
オセロについて
小学校の時にオセロが発売されてMy1次ブーム。必勝理論を見出したつもりでいたけれど、パソコン黎明期に雑誌でオセロプログラム同士のトーナメントが流行り、所有していたPC-6001の岡本オセロ相手に簡単に勝てないのを知り、オセロの本を買って勉強したMy2次ブーム。社会人になってオセロをする機会もなく、永らくオセロから離れていたけれど、スマホで簡単に誰とでも対戦できるオセロクエストを知り、My3次ブーム到来。ただ、Rating1820を最高に頭打ち。トップオセラーから一歩先を行く考え方を勉強しないと壁を越えられないと痛感してブーム終了。と思っていたら、一昨年、たまたま出張で行っていた博多の中州の橋の上で、オセロを一般の方と打っているオセロニキさんという方がいて、本当に久しぶりにオセロを打ちました。My4次ブームの可能性が沸々と湧いてきています。
観る碁について
登山後、立ち寄った温泉の休憩所にヒカルの碁があって、たまたま読んだのがきっかけで、五十の手習いで碁に興味を持ちました。実際に囲碁を打つのは、一局の時間が長くてなかなか楽しみにくいので、最近は、トップ棋士がタイトル戦をライブで解説するYoutubeを見るのを楽しんでいます。AIが形勢をグラフ評価してくれるのと、打つ手の意味の解説を聞きながら、トップ棋士の人間離れした凄さをワクワクしながら観ています。最近、コンサルタントの大先輩から「観る将」の面白さを知り、藤井名人のタイトル戦も楽しむようになりました。
競馬について
就職して独身寮に入ると、食堂で同期や先輩と一緒になり、いろいろな事を教わります。「ミホノブルボンという凄い馬がいるんだよ」。同期の解説を聞きながら競馬を見始めました。
以後、ビワハヤヒデ、バブルガムフェロー、サトノダイヤモンドなど、大好きな馬たちを応援しながら、現在に至っています。
競馬の予測には、血統派、データ派など多くの流派がありますが、NAOSHは、馬体(立ち姿や走り方)重視派です。要は、馬を見るのが好きなのですが、最近は、2歳馬の中から気に入った馬10頭選び、仮想馬主として推し馬を応援するPOGなるものも楽しんでいます。
登山について
小学生の時に富士山弾丸日帰り登山をして、高山病の頭痛に苦しんだ経験から、二度と山に登るものではないと思っていました。ただ、子供が小さい時に、旅行先で高原で見る風景にはまり、子供と登山を楽しみました。子供が中学生になって付き合ってくれなくなってからは、気力、体力、天気が揃った時に、思い立ったら日帰りで一人登山を楽しむようになりました。最近は、高校の同級生と「ゆる登山会」を作って、仲間と登山を楽しんでいます。また、仕事の性格上、出張が多いので、出張先近くの山登りも楽しんでいます。
昨年は、三原山、至仏山、常念岳、蓼科山、九重連山、大台ケ原、剣山・三嶺などの登山を楽しみました。
実は、密かに一年に最低一つは百名山に行く目標を持っています。今年は、時間と体力と技術が十分そうなら鹿島槍ヶ岳から五竜岳への縦走ができたらと思っています。
ベートーヴェンについて
バッハが出てきたら、ベートーヴェンが自分のことも書けと言ってきました。
ベートーヴェンも、聞けば聞くほど、その良さがわかってくるかけがえのない作曲家です。演奏家による解釈の違いも楽しめて、死ぬまで寄り添ってくれる音楽ばかりです。
バッハと同じように、特に好きで何度も聞きたくなる曲をジャンルごとにピックアップします。漏れてしまった曲にも大好きな曲が多く、苦渋の選択です。
交響曲:第9、第7 言わずと知れた「第九」は、埼玉にいたときに所沢第九を歌う会で、転勤になるまで毎年バスを歌ってました。往年の大指揮者フルトヴェングラーの演奏と偶然出会ったのも学生の時の思い出です。
弦楽四重奏:第14, 第16 第14は聞き込めば聞き込むほど究極と思える哲学的な曲。ベートーヴェン最後の完成曲である第16の第三楽章は、歳をとってから味わいをより深く感じるようになりました。先日放送されたNHKのクラシックTVで徳永二男さんの演奏に涙しました。
ピアノ曲:ソナタ21番、28番 中期、後期から一曲ずつ。後期ソナタはどれも素敵で、たまたまメロディーが浮かんだ28番を選んでしまいました。
協奏曲:ヴァイオリン協奏曲、ピアノ協奏曲5番 高校のころ、シェリングのヴァイオリン協奏曲が好きで良く聞いていました。忘れられない名曲。ピアノ協奏曲は、4番と悩みましたが、年取ってから良さを再認識した5番を選択しました。
(隠し玉)弦楽五重奏作品137 2分程度の小曲ですが、とても好きな曲です。聞く機会はほとんどないですが、興味あればぜひ。
バッハについて
一番の趣味は何かと言われたら、自虐的ニュアンスも込めて”今の仕事”と答えているのですが、それ以外の趣味で最も力を入れてきたのが音楽鑑賞です。小学校の時に買ってもらったチャイコフスキーのくるみ割り人形のLPから本格的にクラシック音楽の世界に入り、中学生で有名なクラシックの名曲群にはまりました。高校では、ラジオを通じてポピュラー音楽に触れて、大学で現代音楽やプログレなど聞く幅を広げてきました。ただ、最近は繰り返し聞く音楽の幅が狭くなってきたように思います。その中で、最も聞く機会が多いのがバッハです。もし古今東西の作曲家を一人選べと言われたら、間髪入れずバッハを選びます。
バッハな、ものすごく多くの曲を書いているのですが、若いころは器楽曲などを中心に聞いていました。最近は宗教曲が心に染み入るようになったのは、歳をとったからでしょうか。昔は退屈で敬遠していたのに。
バッハの曲はほとんどの曲が素晴らしく大好きなのですが、せっかくなので、特に好きで何度も聞きたくなる曲をジャンルごとに数曲ずつピックアップします。同じ曲が好きだという方は、ぜひ声かけしてください。
ピアノ曲:インヴェンション、フランス組曲 学生の時PC-9801UVの3声音源を使ってインヴェンションを入力して自分好みの演奏を出力していたのもあって、ピアノ曲といえば自分の中ではインヴェンションが一番です。
器楽曲:無伴奏バイオリン、無伴奏チェロ 有名はシャコンヌ以外でもいい曲が多く、大昔、電話の留守電に無伴奏ヴァイオリン3番のガヴォットを使ってました。
合奏曲:ブランデンブルグ協奏曲、2台ヴァイオリンのための協奏曲 ブランデンブルグの2,3は特に好きで何度も聞いているし、2台ヴァイオリンは、聞くたびにいい曲だと感じる名曲中の名曲です。
宗教曲:ロ短調ミサ、カンタータ群(多くあり過ぎてまとめてカンタータ群としました。特にBWV140, 106, 80, 82あたりは特に聞く機会が多く、何度聞いても感動します。)
古今東西最高の名曲という人の多いマタイ受難曲は、聞くたびに心が締め付けられるような思いになるので、外してます。もう少し歳を取ると変わるかもしれません。